日本でも入手が容易で価格が安く容量の多い18650型バッテリーですが
直並列で使う場合には複数の18650バッテリーを直並列で接続する必要があります。
今回は依頼された修理品にバッテリーが必要で
7.2V必要だったので直並列で4本使いました。
通常はスポット溶接を使って複数のバッテリーを接続しますが、
一般家庭にはスポット溶接機なんてありません。
カーバッテリーや船舶用バッテリーとVVFケーブルを使用して簡易スポット溶接機をつくつことはできますが大電流が流せるバッテリーをショートさせて溶接するので感電や発火などのリスクが伴います。
スポット溶接の利点は一瞬で溶接してくっつけるので18650型バッテリーに熱が加わらないことです。
半田つけをする場合は必ずバッテリーに熱が加わるのでバッテリーの爆発や発火、バッテリーの劣化をさせてしまう可能性があります。
ただポイントを押さえれば半田つけでもリード線をつけることができます。
18650型リチウムイオンバッテリーを直ハンダ付けするのに必要なもの
18650型リチウムイオンバッテリーを直ハンダ付けする時に必須なものは「フラックス」です。ステンレス用ではない通常のプリント基板向けフラックスが必要です。
ない場合は、かなり難易度が上がりますしバッテリーを爆発させるリスクが伴います。
今回はHONZANのH-722フラックスを使いました。
HOZAN(ホーザン) フラックス H-722【納期目安:1週間】 価格:364円 |
18650型リチウムイオンバッテリーを直ハンダ付けする方法・コツ
まずは半田ごてを十分に温めてから、リード線にフラックスを塗って予備ハンダします。
次に18650の端子部分にフラックスを塗布して十分に予熱した半田ごてで一瞬でリード線をハンダつけします。
使用した半田ごては30Wのものでしたが問題なく半田できました。
これで18650のバッテリーに最小限の熱害でリード線をつけることができます。
ただ、スポット溶接の場合はバッテリーにはほどゼロなくらい熱がかからないのでメーカーはスポット溶接で複数のバッテリーを直並列接続します。
もしハンダ付けがうまくいかない場合は粘らずに1度18650バッテリーを冷やしてから再度フラックスをバッテリーの端子に塗布して再度ハンダをチャレンジしてみてください。