こんにちは、こんばんは、@Zakkiです。
今日も少し調子が良かったので
ブログを見てくれている方から依頼を受けた
電源が入らなくなった、起動しなくなったMacBookの無償修理しました。
突然電源が入らなくなってしまったらしく
他の修理店でもロジック交換で5万円くらいといわれて引き取ってきたらしいです。
充電器を接続すると5V 0.02Aでスタック。
通常は20V出るはずなのに5Vしかでていないので
USB-Cコントローラをチェックしたところすべて正常そうでした。
サーモグラフィカメラをもっていないので4時間くらいかかりましたら
どうやらT2チップが発熱している感じでした。
サーモカメラがあれば一瞬でわかりますが5V 0.02Aだとほとんど発熱がないため
もっていないとかなり時間がかかります。
もしアマゾンギフトでなにか贈ってやる!と思っている方がいましたら
サーマルカメラにしていただけると大変助かります。
T2チップはMacのセキュリティチップで
OSのバージョンアップのときに失敗してよく起動しなくなったりします。
T2チップのOSが破損しているときはDFUという特殊なモードで復元できますが
この個体はDFUモードに入らずチップ自体が破損していました。
T2チップの破損は修復不可で
同モデルのドナーボードの手持ちもなかったので
元払いで返却させていただきました。
あとはCPUやチップセットが発熱するやつも試合終了です。
実際ファンレスの12インチのMacBookはよくCPUが故障しています。
この場合はCPU近くのインダクタが焼けていたりするので
購入するときによく見ると回避できます。
他の修理店でもT2チップ故障で
メインボードをお店の手持ちの中古に交換するという
事になったのだと思われます。
中古などで起動しないMACを買うときは
注意してください。
電源が入らないMACで5Vから20Vにあがっていないものは
T2チップが破損している可能性があり高い出費になります。
一瞬画面がついて再起動が繰り返すものは
T2チップは生きているがOSが破損している状態なので簡単に直せます。
以上!