iOS9には省電力モードが搭載されています。@ZakkiはAppleの開発者(developer)のためiOS9のbeta版を自由に使うことができます。現在アプリの開発とデバッグもかねてiOS9 beta2をいれてテストしていますが皆様が気にしているバッテリーの持ちを改善する省エネモードをテストしているのでレポートしておきます。
正式版のバッテリー継続時間のレポートはこちらから

省電力モードとは
iOS 9にはバッテリーの残量が低下した時に消費電力を減らす省電力モードが搭載されています。これによってバッテリーが最大3時間ほど延長できるようになりますが、当然ながらCPUの使用量を制限するためパフォーマンスが約40%ほど低下します。MacRumorsの情報によるとよりますとiPhone 6 Plusで「Geekbench 3」のベンチマークをかけた結果はシングルコア(1CPU)で「1,606」→「1,019」へ低下。マルチコア(2CPU)で「2,891」から「1,751」へとCPUが制限実施されています。また、iPhone 5sでも同様の制限が機能していることがわかります。
省電力モードの効果は
効果は十分にあります。iPhone6+とiPhone5でテストしていますがバッテリーが20%になってからかなりバッテリーもちがよくなる傾向があります。20%からあまり触らないと+1日とか持っています。実際の体感はSafariみたりメールのやりとりしたりではちょっともっさりしたかな。程度であまり影響はありません、3Dゲームだと明らかにカクつきました。でも20%の時にゲームをしまくる人はあまりいないと思うので私は気になりませんでした。他にiOS 9 Betaをインストールした開発者からバッテリー持ちが劇的に向上したというレポートが複数報告されています。
ベンチマーク結果を載せておきます。iPhone6+で実施したもので左が通常モード、右が省電力モードONの時のものです。省電力モード使用中はバッテリーアイコンの残量表示が黄色くなります。
まとめ
まだbeta版のため正式リリース版ではさらに良くなると思われます。あまり使わない待受中では省電力モードを有効にしておいて、負荷のかかる作業を行う時は無効にすることで電池持続時間と性能を両立することができそうだと感じました。
いじょうー!皆様のためになりましたら幸いです。