iBasso DX160,DX200,DX220に標準で入っているMango Playerは音がいいのか気になるかと思います。
先に結論を書くと、真空管を通したような倍音豊かな音が出るようにチューニングされているため好みが別れますが聞いていて聴き疲れしませんしあまり違和感もありません。
iBassoのDAPはAndroid OSを搭載しているので音楽再生プレイヤーはGoogle Playで提供されている既存の多くのプレイヤーを自由にインストールして使うことができます。
一番色付されていないプレイヤはfoobar2000でDAPの性格の音をそのまま聞くことができます。
また、foobarは音楽再生中のSoCの使用率(CPUの使用率)がかなり低いことからソフトウェアで音を加工する処理をしていないように思います。
Mango Playerの音質は倍音豊かで暖音系の音にチューニングされている
私のiBasso DX160は約100時間のバーンイン(エージング)が済んでいます。
iBassoの標準プレイヤーはどの機種でもMango Playerですが、
Mango Playerは独特のチューニングがされていて真空管を通したような倍音が付加されているような音がします。
アナログチックというか30代〜50代あたりの年代の人に受けそうな味付けです。
歌謡曲やクラシックにはけっこう相性がいいです。
Mango Playerで再生中のSoCの使用率を監視していみましたが、
foobar2000などの他のプレイヤーと比べて使用率が少し高いのでソフトウェア側で処理を加えているかもしれません。
内部の処理は開発メーカー、開発者しかわからないのでこのあたりはあくまで推測です。
foobar2000の音質が味付けがなく一番素直に聞こえる
味付けされていないDAP本来の音を聞きたい時におすすめするのがfoobar2000です。
Android向けの無料の音楽プレイヤーですが
有料にしてもよいくらい多機能ですし音質も味付けがなく素直です。
オールマイティどんなジャンルでも癖なく鳴らします。
SoCの使用率もかなり低くソフトウェア側で音をいじっていないと思われます。
iBassoのDAPを持っている方はAPKPureのアプリから無料でインストールして使えますので
ぜひ試してみてください。
Mango OSの音質は素直で音質劣化を感じない
通常、iBasso DX160はMango OS(AndroidOSではない専用OS)が導入されていませんが、私のDX160はDX220のMango OSを導入して使っています。
iBasso DX160は通常Android OS上のMango Playerなどの音楽再生アプリを使って音楽を再生しますが、Mango OSと比較するとMango OSのほうが数段音質がアップするのを実感します。
Mango OSだとAndroid OSで気になった低音の歪み、高音域の伸びのなさが改善されてDAP自体をクラスアップしたのではないか?と感じるくらいはっきりと音質がアップします。
実際にMango OS(AndroidOSではない専用OS)のレビューは以下のページでまとめていますでぜひ見てみてください。
まとめ: いろいろ試してみて自分の好みの音のプレイヤーを選ぶ
Android用の音楽プレイヤーとしてNeutron playerも人気がありますが、
Neutron playerもけっこう味付けがされていて、硬いハイ上がりのサウンドになります。
良い言い方をすると高音域が伸びる、解像度が上がる。ですが、
悪い言い方をすると、ハイ上がりになる、うるさくなる。という感じです。
結局はいろいろなプレイヤーを試してみて自分が一番気に入ったものを使えばいいのです。
iBassoのDAPはAndroid OS搭載で内蔵ストレージ容量も多いので複数のプレイヤーを入れておいて
気分によって使い分けるという方法も楽しめていいと思います。